【2009年度 神奈川県少年サッカー選手権大会】 低学年(4年)大会

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【1回戦】

対 GP【厚木】 1 - 0  ○


戦術度外視の玉砕戦法で強豪を撃破

2007・2008と県大会に挑んだオールスターズ。
県のレベルの高さを思い知らされ、毎年1回戦敗退という結果。
今年は、さらに4年の選手の数が少なく、いつもどおり2年生まで出して戦わなければいけない。

そんな中、抽選で引き当てたのはホストクラブでもある厚木の強豪GP。

誰もが、勝てる相手どころか勝負になるのかどうかすら懸念していた今年度の県大会。

監督は無謀にも、今年やってきたチーム戦術を捨てる。

指示は、

「食うか、食われるか?」

という謎の指示。「ライオン」だとか「シマウマ」だとか、サッカー用語ゼロの指示。

気でも狂ったのか?と思われるかもしれないが、まさにその戦い方、選手の運動量は気が狂ったほど走り回る戦い方。

「要は、判断する前に食っちまえばいい。ただ、それだけ。」

実力で言えば、確実に相手が上回る中、その差を埋めるには「必死に戦う」これしかない。

前半開始から、猛チャージを仕掛ける。もちろんそれだけ追うのだから体力の消費は尋常ではない。
しかし、必死に追いまくるその戦い方で、書く上と互角の戦いを見せる。

前半は0-0.

残りの後半、どれだけ止まらずに追いかけまわせるか、相手を食えるか。
練習の成果が問われる。

後半開始、5分あたりでチャンスが訪れる。
キーパーと1対1になり、キーパーもほぼ交わし、放ったシュートがいつもおなじみのゴールバーに直撃。。。

背番号「10」が丸く、小さくなっていた。それでも試合は終わらない。
おそらく、入らなかったことで本人もチームメイトも忘れていた疲れを思い出させられることになる。

そこからは、やはり運動量が落ちて防戦する時間が増える。
相手のコーナーに関しては、ほとんど運任せのようなディフェンスしか出来ない。

PKになれば確実に負ける。キッカーがいない。

40分で決着をつけられない限り、負けは確定するのだ。

きつくても、必死に走り続けるしかない。もはや取れもしないボールと分かっていても、襲い掛かっていくしかない。

前日の練習で、なぜ「10」を託されたのか?
さらに、得点のチャンスまで逃してしまい、再び負け犬として言い訳の多い生活に戻るしかないのか?

しかし、次にやってきたチャンスは、もはや「自分で食ってやる」という自信はなく、マークの付いている味方にパスをして、相手にカットされる始末。

このまま負けてしまうのか。。。

しかし、最後にやってきたラストチャンス。後半39分。
もう体は気力でしか動かない時間帯、混戦から最後に前線のスペースに出されたボール。

もうこのボールを押し込む以外に勝ちはない。

体力などもうとっくに残ってなどいないが、ここでやらなければ、元に戻ってしまうのだ。
絶対にやってやるという気力で、DFを強引に振り切り、GKと1対1.

スピードはついていて、キーパーも近づいてくる。

どう蹴ったのかは分からないほどの瞬間、、、

ゴールが揺れていた。そしてまわりの歓喜の声と共に、泣き崩れる。

それでも監督は吠えてきた。

「笛が鳴るまで追い続けろ」

と。

しかし、得点の喜びからどこからともなく力は出てくる。
最後は全員で追い続け、鳴り響く試合終了のホイッスルで、今度は本当にどこからも力が入らなくなりぶっ倒れてしまった。

まさに、背番号「10」を託された少年の半生を集約したような、一戦だった。



【2回戦】

対 FCゼブラ【厚木】 0 - 4  ●


玉砕戦法は2度は持続できなかった。。。

初の県大会勝利を飾った訳だが、あれだけ走り回った後、
約50分後には、2回戦を戦わなくてはいけない状況。

実際、大人でもこの短時間で回復させて戦うというのは無理。

やはり、試合開始から選手の動きは先程とは別人のように止まっていた。

結局、動けたのは後半残り7分ぐらいで、その前に失点を重ねてしまい敗退。

練習中に「シマウマ」を馬鹿にしすぎた罰が当たったとしか思えない。。。
まさか相手が「FC ゼブラ」だとは。。。
まさにマッスルインフェルノを食らった気分でした。

しかし、今回は「初戦にすべてを賭ける」という意気込みで臨んだ大会。

そして、その結果を見事に全員サッカーによって成し遂げたことは非常に大きな一歩だと、クラブスタッフ、選手、保護者が強く感じている良い大会になりました。

4年目となる来年は、ブロック優勝して県のベスト32を本気で目指したいと思います。

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